今の派遣契約を満了せずに、途中で辞めたい。本当は今すぐにでも退職したいけど、最短で何日後に辞められるんだろう。退職する日の2週間前までに、退職する意思を派遣会社に伝えればいいんだろうか。
派遣の仕事やアルバイトを退職するときの「2週間ルール」についてくわしく知りたい。
こういった疑問に答えます。
結論から言いますと、「期間の定めのある雇用(有期雇用)契約」の人、つまり3か月、6か月、1年のように期間を決めて派遣会社と契約をしている人は原則的に契約期間の途中で辞めることはできません。なぜなら、法律で決まっているからです。
ただし、病気などのやむを得ない事情があったり、「途中で辞めたい」というあなたの気持ちを派遣会社が認めてくれれば、契約期間が決まっている契約の人でも途中で辞めることができます。
実際に、僕は派遣のアルバイトを契約途中で辞めたことがあります。しかも、その後も他の派遣先を紹介してもらうことができました。
一方で、「期間の定めのない雇用(無期雇用)契約」の人、つまりほとんどの正社員や長期アルバイトの人は会社に「辞めます」と伝えてから2週間後に辞めることができます。なぜなら、法律で決まっているからです。
仕事を辞めるときは「2週間前までに会社に退職の意思を伝えればいい」と聞いたことがある人も多いと思います。僕はこれを「2週間ルール」と呼んでいます。
僕は以前は正社員も派遣社員もこの2週間ルールを使えると思っていました。でも、↑で説明したように契約期間が決まっている派遣社員・アルバイトの人は2週間ルールが使えません。
ただし、契約期間がある人でもない人でも会社が認めてくれればすぐにでも辞めることができます。
まとめると、以下のようになります。↓
・契約期間がある人:契約の途中で辞められない
・契約期間がない人:2週間後に退職できる
・両方:会社が認めてくれればいつでも辞められる
「リゾートバイト専門ブログ」のAtsushi(あつし)です。このブログでは、リゾートバイトを始める前からリゾートバイト中の生活や暇つぶしの方法、そしてリゾートバイトを辞めた後のことまで書いています。
僕のリゾートバイト歴は3年で、5つの旅館やホテルで働いていました。リゾートバイトで働いた経験と貯めたお金をつかい、現在は人生で一度はやってみたかった自営業として働いています。
リゾートバイトというのは日本全国の温泉地やテーマパーク、スキー場などで住み込みで働くアルバイトです。リゾートバイトは寮費・食費・水道光熱費が無料なので、生活するのにお金が全然かかりません。ですので、給料のほとんどすべてを貯金することだってできます。
この記事では、「契約期間がある派遣の仕事を途中で辞めるときは『2週間ルール』はない」について書きます。
リゾートバイトに興味がある人は「リゾートバイトとは?仕組み・システムをわかりやすく解説する」をお読みになってください。
リゾートバイトの派遣会社は高時給で効率よく稼げるグッドマンサービス、2週間以内などの短期の仕事が多い業界最大手のヒューマニック、ホワイト求人のみを厳選している#ビーグッドなどがあります。
「リゾートバイトおすすめ派遣会社の最新情報!キャンペーン&仕事の件数」
好きなところにジャンプ
退職代行サービスを使えば辞められる
↑で説明したように、契約期間が決まっている派遣社員・アルバイトの人が契約途中で辞めるには派遣会社との合意がなければできません。
ですので、「契約期間満了まで働きたくない」とか「今すぐ辞めたい」という人は病気などのやむを得ない事情がなければ途中で辞められません。
ただし、派遣社員・アルバイトでも使える退職代行会社を使えば契約途中で辞めることができます。
ニコイチ
ニコイチは退職代行業界の老舗で、しかも契約期間がある派遣社員・アルバイトの人でも使える数少ない退職代行会社です。実際に、派遣社員でも即日で辞められたという人もいます。
弁護士が指導していて安心・安全な上に料金が27,000円と業界でもかなり安い方(30,000~50,000円が相場)で、しかも追加料金一切なしです。
退職率100%(2020年2月現在)で有給休暇の消化もサポートしてくれます。
#退職代行ニコイチ(公式HP)
派遣社員・アルバイトの人にめちゃくちゃおすすめ!実績が豊富です。
EXIT(イグジット)
EXITは日経新聞や読売新聞、NHKを含む各テレビ局で紹介されたこともあり、ニコイチと同じく退職代行業界でかなり有名です。
料金は正社員は5万円、アルバイトは3万円です。
ただし、契約期間がある派遣社員・アルバイトの人は使えません。
#退職代行EXIT(公式HP)
2回目以降は1万円割引サービスがあります。
↑のどちらの会社もメールなら24時間いつでも受け付けてくれますし、落ち着いてあなたの希望や相談内容を伝えることができます。もちろん、スマホからでもできますよ。
退職代行はもちろん合法です。しかも、依頼したら次の日から職場に行かずにそのまま仕事を辞めることができます。
仕事を辞めるのは自由
会社側は止めることができない
労働者、つまり僕たち働く側が会社に対して「退職します」と言って仕事を辞めるのは原則自由です。
ブラック企業や、法律をよく理解していない上司の中には「辞めるな」とか「辞めさせない」とか言ってくる人もいるかもしれません。
でも、仕事を辞めるのは法律で自由に認められています。ですので、会社側や上司が何と言おうが、あなたは仕事を辞めることができます。
もちろん、正社員や派遣社員、アルバイトといった雇用形態に限らず、仕事を自由に辞めることができます。労働契約を結んでいる同じ労働者ですからね。
民法で決められている
ただし、あなたの意思でいつでも自由に退職(辞職)ができるというわけではありません。退職するときのルールは民法という法律で定められています。
(仕事に関する法律では労働基準法が有名ですが、退職に関する主なルールは民法で定められています。)
「2週間ルール」は契約期間がない場合だけ
民法では、退職の2週間前までに会社に対して退職することを伝えなければなりません。なお、2週間前までに伝えていなくても、退職をすることも可能です。
ただし、2週間以内に退職することは法律では認められていないため、後で会社から損害賠償を請求される可能性はあります(現実的には少ないでしょうが)。
「期間の定めのない雇用契約」とは
実はこの2週間ルールが適用されるのは、会社と「期間の定めのない雇用契約」を結んでいる場合です。なお、正社員、派遣社員、アルバイト・パートなどの雇用形態は関係ありません。
↑でも説明したように、リゾートバイトでは通常「7月31日まで」のように「期間の定めのある雇用契約」を結んでいます。派遣会社との契約書を持っている方は確認していただくといいでしょう。
期間の定めのある雇用契約を結んでいる場合、2週間ルールは関係ありません。
契約期間の途中でも辞められる
原則辞められない
リゾートバイトのように期間の定めのある雇用契約(有期雇用)の場合、契約期間の途中で退職することは原則できません。
とはいえ、会社はどんな場合でも労働者に労働を強制できません。ですので、雇用主(派遣会社)が認めてくれればいつでも辞められます。
損害賠償はあくまで「可能性」のみ
なお、損害賠償を請求される可能性は一応あります。ですが、あなたが大企業でめっちゃくちゃ大きなプロジェクトに関わっていたりして会社に莫大な損害を与えない限りは、損害賠償を求められることは現実的にはありません。
実際に、僕はリゾートバイトを辞めた2017年8月は契約期間の途中でしたが、もちろん損害賠償を請求されませんでした。ぶっちゃけ、派遣会社がたくさんの時間やお金をかけてまで損害賠償を請求するのって現実的ではないですからね。
バックレ、ダメ、絶対
もちろん、派遣会社もビジネスですので特別な理由がなければかんたんには辞めさせてくれないでしょう。ですので、「思っていたよりも仕事が大変」とか「同じ部署に嫌な人がいる」などは、契約途中で辞める理由としては一般的には弱いです。
一方で、パワハラやセクハラ、過度な残業(過労死ラインの月80時間以上など)があった場合はすぐに辞められる可能性が十分にあります。
いずれにしろ、仕事を無断で辞める=バックレるのはあなたが損をするだけなので、辞めておきましょう。僕は恥ずかしながらリゾートバイトでバックレた経験があるのですが、バックレて得したことは1つもありませんでした。
辞めるときは派遣会社に連絡
派遣契約の場合、僕たち労働者が雇用契約を結んでいるのは派遣会社です。職場となる会=派遣先ではありません。
ですので、派遣の仕事を辞めるときは派遣先の上司や人事部の担当者ではなく、派遣会社の担当者に連絡します。当然、リゾートバイトの場合は直接会うには遠すぎるので、電話で連絡します(場合によってはメールもあり)。
なお、派遣会社との間で退職する日が決まった場合は、派遣先の人に「辞めることが決まりました」と言っても問題ないかと思います。実際に、僕は辞める日が決まったら上司や人事部の人、中のいい社員などに辞めることを僕からも直接伝えました。
途中退職でも給料、有給はもらえる
給料は全部もらえる
当然ですが、派遣契約の途中で退職しても、あなたが働いた分の給料は全額もらえます。法律で決まっていますからね。
有給休暇も使える
また、有給休暇を取得できる条件を満たしていた場合は、もちろん有給休暇ももらえます。なぜなら、労働者が有給休暇をもらえるのは法律で決まっていますからね。
6ヶ月働けば10日間の有給休暇をもらえます。もちろん、雇用形態が派遣社員やアルバイトでも同じです。
ですので、実際に、リゾートバイトでも条件を満たしている人は有給休暇を使っていますからね。信頼できる大手の派遣会社に登録すれば、有給休暇をもらえますよ。
失業手当ももらえる
社会保険完備は神
派遣の仕事を途中で辞めても、条件を満たしていれば失業手当をもらうことができます。実際に、僕は2017年の8月に派遣会社のヒューマニックを退職した後にハローワークに行き、失業手当をもらうことができました。
失業手当をもらうためには、仕事を辞める前の会社で雇用保険に入っておく必要がもちろんあります。
ヒューマニックや他の大手の派遣会社では社会保険完備なので、保険や年金は正社員と同じ待遇です。ですので、僕のように退職しても失業手当をもらうことができます。
パソコンを学んでお金をもらえた
僕は失業手当をもらいながら、3ヶ月間職業訓練校に通いました。僕が通ったのは、PCがまったく使えなかったので、ワードやエクセル、パワーポイントの使い方を学べる基礎的なPCコースです。
そのおかげで、MOSという、マイクロソフトが認定するPCスキルの資格を取得できました。その後、人生で初めて事務系の仕事に転職することができました。
エグいほどPCが使えなかった僕が事務系の仕事に就けたのも、リゾートバイトの派遣会社で社会保険に入れたからです。本当にありがたいですし、嬉しいです。
退職代行サービスなら確実に辞められる
↑で説明したように、契約期間が決まっている派遣社員・アルバイトの人が契約途中で辞めるには派遣会社との合意がなければできません。
ですので、「契約期間満了まで働きたくない」とか「今すぐ辞めたい」という人は病気などのやむを得ない事情がなければ途中で辞められません。
ただし、派遣社員・アルバイトでも使える退職代行会社を使えば契約途中で辞めることができます。
ニコイチ
ニコイチは退職代行業界の老舗で、しかも契約期間がある派遣社員・アルバイトの人でも使える数少ない退職代行会社です。実際に、派遣社員でも即日で辞められたという人もいます。
弁護士が指導していて安心・安全な上に料金が27,000円と業界でもかなり安い方(30,000~50,000円が相場)で、しかも追加料金一切なしです。
退職率100%(2020年2月現在)で有給休暇の消化もサポートしてくれます。
#退職代行ニコイチ(公式HP)
派遣社員・アルバイトの人にめちゃくちゃおすすめ!実績が豊富です。
EXIT(イグジット)
EXITは日経新聞や読売新聞、NHKを含む各テレビ局で紹介されたこともあり、ニコイチと同じく退職代行業界でかなり有名です。
料金は正社員は5万円、アルバイトは3万円です。
ただし、契約期間がある派遣社員・アルバイトの人は使えません。
#
2回目以降は1万円割引サービスがあります
↑のどちらの会社もメールなら24時間いつでも受け付けてくれますし、落ち着いてあなたの希望や相談内容を伝えることができます。もちろん、スマホからでもできますよ。
退職代行はもちろん合法です。しかも、依頼したら次の日から職場に行かずにそのまま仕事を辞めることができます。
まとめ
- 2週間ルールが存在するのは「期間の定めのない雇用契約」のみ
- リゾートバイトは「期間の定めのある雇用契約」
- 「期間の定めのある雇用契約」は会社が認めた日に辞められる
- 辞める前にまずは派遣会社に連絡する
- 途中退職でも労働者の権利は失わない
以上、「契約期間がある派遣の仕事を途中で辞めるときは『2週間ルール』はない」について書きました。




この記事は、クエストリーガルラボというサイトを参考にし、できる限りわかりやすい言葉でまとめました。
Atsushi