僕は元々友達が少ないこともあり、以前は一人で居酒屋やバーでよくお酒を飲んでいました。しかし、スナックと呼ばれる飲み屋に行く機会はまったくなく、30歳になるまでスナックに行ったことがありませんでした。
僕は好奇心が旺盛なのか一人でフラッと知らない居酒屋やバーに行くのが好きなのですが、そんな僕でもスナックだけはなんとかく行きづらかったからです。スナックって、なんか常連さんたちとママが内輪ネタを楽しく話しているイメージがあったので、人見知りが激しい僕は行く気が起きなかったんですよね。
しかし、僕がリゾートバイトで神戸市にある有馬温泉で働いていたときに、同僚のYさんというおじさんにスナックに連れて行ってもらいました。Yさんは50代ですが僕と同じく派遣のリゾートバイトスタッフでして、お酒がかなり好きな人でした。
有馬温泉は関西屈指の温泉街でして、全国的にも人気があります。有馬温泉の周辺環境はコンビニ2軒や居酒屋数件、郵便局などが揃っているため数か月生活するにはかなり便利です。
有馬温泉の周辺環境や神戸の繁華街への行き方は「リゾートバイトで有馬温泉の体験談!周辺の生活環境は便利!郵便局、居酒屋、コンビニがあるよ」にくわしく書いています。
また、リゾートバイトでは年齢制限の上限はないので、40代や50代、中には60代の人もたくさん働いているので、僕の同僚だったYさんのように年齢関係なく働けます。
リゾートバイトに年齢制限がない理由と年齢層のデータは「リゾートバイトに年齢制限はない理由と40~60代が18%もいる最新データ」に詳しく書いていますので、興味がある方はぜひお読みになってください。
「リゾートバイト専門ブログ」のAtsushi(あつし)です。このブログでは、リゾートバイトを始める前からリゾートバイト中の生活や暇つぶしの方法、そしてリゾートバイトを辞めた後のことまで書いています。
僕のリゾートバイト歴は3年でして、今までに5つの旅館やホテルで働いた経験があります。リゾートバイトで働いた経験と貯めたお金をつかい、現在は人生で一度はやってみたかった自営業として働いています。
この記事では「フリーターだけど同僚のおっちゃんとスナックに初めて行ってみた」について書きます。
(僕以外の個人のプライバシーに関わる部分は事実と異なる設定や言動を敢えて含めますが、大まかな話は事実です。)
ぶっちゃけ、僕が初めてスナックで飲んだときは特別におもしろいことは起きなかったのですが、興味がある人は一度ぐらいはスナックに行ってみるのもいいと思います。意外と料金は高くないですからね。
特に、現在田舎の温泉地でリゾートバイトをしている人は近くで飲みに行ける場所があまりないと思います。でも、温泉地や観光地の近くには必ずスナックが何軒もあります。なぜなら、観光客や仕事終わりの地元の人が夜に飲みに行きますからね。
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お酒を飲みながら将来の相談をしたかった
僕が初めてスナックに飲みに行ったのは2016年の11月頃でした。当時の僕は、オーストラリアの国立専門学校に行ってパン屋になって永住権を取り、オーストラリアに移住することが夢でした(2016年当時はパン屋などごく一部の職業では永住権が比較的取りやすかったため)。そのための学費と生活費として400万円を貯めるために有馬温泉でリゾートバイトをしていました。
そのとき僕は31歳で貯金はほぼなし、そして大学中退で職歴がなしのフリーターだった上に知恵も根性もないので高収入の仕事に就ける自身も気力もありませんでした。
とはいえ、そんな最低スペックの僕でもリゾートバイトを生活費が無料で貯金のほとんどすべてを貯金できるので、2年で400万円を貯めるつもりでいました。
僕はそれまでにロクに貯金ができたことがないのに夢のために400万円の貯金が必要だったため、毎日不安と焦りでいっぱいでした。さらに、目標貯金額を達成したとしてもオーストラリアに行ってからの英語や学校の勉強、そしてパン屋の仕事をやっていけるかについても不安だらけでした。僕は自分が根性なしであることを自覚していましたからね。
リゾートバイトをしていたときも、自分の夢に対して真剣に向き合っていたとは言えないです。俺ヘタレすぎワロタ。
今思えば、その時点ですでにオーストラリアへの留学や移住は半分諦めていたのだと思います。
そんなときに、お酒を飲みながら誰かに話を聞いてもらいたくて、「宴会準備係」という同じ部署で働いていたリゾートバイト仲間のYさんを僕から誘って飲みに行くことになりました。有馬温泉には居酒屋も何軒かあるのですが、スナックに行くことになりました。たしか、そのお店はYさんの行きつけだったと記憶しています。
ガチのおばちゃんがいるガチのスナック
柴田理恵そっくりのママ
スナックに入ると、地元のおじさんらしき人がソファー席で寝ていました。カウンターには誰もいなかったので、僕とYさんはカウンターに座りました。
そのスナックのママはタレント・女優の柴田理恵そっくりな顔で、背は150cmちょいで低め、ややぽっちゃりでした。スナックのママというと年齢は重ねていても色気のあるおばさんと僕は勝手にイメージしていたのですが、ガチのおばちゃんでした。
僕はガチの熟女好きで美人なら50代でも60代でも好きなので(マジ)、「スナックの美人ママに下心を持つんやろうな~」と思っていました(キモイ)。が、柴田理恵そっくりのおばちゃんを見てそんなことは思わなくなりました。めちゃくちゃ失礼ですけど、そう思ってしまったのだからしかたないです。
お手製の突き出し
突き出しはママお手製の切り干し大根でした。見た目といい、盛り付けられたお皿といい、おばあちゃんの家に行ったら出てきそうな切り干し大根でした。味はめちゃくちゃうまく、出来合いのものや冷凍食品であろう安い居酒屋の突き出しよりもよっぽどよかったです。
僕にとっては初めてのスナックだったのですが、スナックが好きなおじさんはやはり店内の雰囲気や料理、そしてママの人柄やトークなど「アットホーム感」が好きなのだと思います。チェーン店の居酒屋やバーにはない魅力ですね。
合いの手でカラオケを盛り上げる
僕は歌がヘタなので一曲も歌わなかったのですが、Yさんは昔の渋い曲を入れて一曲入れていました(タイトルや歌手は覚えていないです)。Yさんは50代のおっちゃんですが、顔はキリッとしていて男前でしかも歌もうまいのでかっこよかったです。若いときは相当モテたんだろうなと思います。
そして、Yさんが歌っている間奏でママがタンバリンを叩いて盛り上げる、いわゆる「合いの手」を入れるのですが、やはりプロの技という感じでうまく盛り上げていました。歌が好きな人なら気持ちよく歌えそうです。
50代のおっちゃんの昔話を聞く
僕は話を聞いてもらいたかっただけ
時系列でいうとYさんが歌を歌うよりも前になりますが、僕はリゾートバイトでお金を貯めてオーストラリアに留学し、永住したいみたいな話をYさんにしました。
当時の僕のプランでは、オーストラリアで3LDKぐらいのマンションを借りて、自分が使う以外の部屋を他の人に貸してシェアハウスのようにして収入を得るつもりでした。守らないといけない法律などもありますが、オーストラリアではよくあることですからね。
Yさんの昔話を聞く
そんな話から、次はYさんの昔話になりました。
Yさんは50代でリゾートバイトを始めて有馬温泉が最初のリゾートバイト先だったのですが、以前は工事現場で現場監督をしているという話は前から聞いていました。スナックでYさんと話し込んでいると、Yさんのもっと昔の話を聞くことができました。
若いときに行きつけだったスナックの雇われママが独立して自分のスナックを開店するときにYさんも数百万円を出して共同経営者になったらしいです。その後、お店はつぶれてYさんには借金が残ったようです。
Yさんは20年以上かけてその借金を返し終わり、子どもも大学を卒業して50歳ぐらいでようやく自由の身になれたみたいな話をしていました。
また、僕がオーストラリアでシェアハウスを運営したいという話をしていると、Yさんも昔女の人と同居していたと言っていました。同居人の女の人は彼女ではなく、男女の関係にもならなかったようですが、しばらくすると向こうから「いつまでも手を出さないつもりなの?」と言われて愛想をつかされて結局同居生活は終わったようです。本当かよ。
僕はワーキングホリデー(ワーホリ)でオーストラリアに行く前に京都でシェアハウスに住んでいたし、オーストラリアやニュージーランドでも住んでいたのですが、本来は男女混合のシェアハウスでも色恋沙汰になることって少ないものなんですけどね。そもそも下心持って住んでいたら面倒くさいし。まあいいや。
「人に歴史あり」と言いますが、やはり人間誰しもがそれぞれの過去を持って生きているということがYさんと話してみてよくわかりました。特に、Yさんは50年も生きていて僕よりも20年も人生の先輩なので、今まで聞いたこともないような話を聞けました。
初めてスナックに行った感想
料金は意外と高くない
スナック=高いというイメージがあったのですが、料金を聞いてあまり高くないことがわかりました。僕が行ったスナックはビールやウイスキー飲み放題のいわゆる「セット料金」だけでなく、単品で瓶ビールが頼めました。僕はありがたいことにYさんにおごってもらったので正確な料金は覚えていませんが、ごく普通の料金でした。
ママや他のお客さんと話せたり歌を歌えるので、人と話すことが好きな人にとってはスナックはお得だと思います。
ママの魅力次第
スナックは居酒屋などとは違い、やはりママの人柄やトーク、手料理などを楽しむ飲み屋さんだということが行ってみてよくわかりました。中には美人ママを口説くために通う人もいるのかもしれませんが、普通に外食、娯楽としてスナックで飲むのが楽しいです。
また、おそらくですが一流のママになると新聞をよく読んだりニュースをよく観るなど、勉強は世間の流行、時代の流れなどをよく知っているのだと思います。一流のキャバ嬢なんかもそうですよね。
ですので、あなたが興味あることや話したいことをなんでも話せるんじゃあないかと思います。
人に歴史あり
スナックの店内は比較的少なく、お客さんも常連さんばかりで人数が少なめというお店が多いと思います。ですので、一緒に行った人やスナックで初めて会った他のお客さん、そしてママなどから深い話や壮絶な過去、ときには怪しい話(?)なども聞ける機会が多いと思います。
例えば、スナックではなく居酒屋でですが、僕が有馬温泉で働いていたときに同じリゾートバイト仲間のFくんがKくんという同僚と飲みに行きました。二人はそれほど特別に仲がいいわけではなかったのですが、FくんはKくんのなかなか壮絶な過去を話されたそうです。
東京出身のKくんは専門学校を辞めて親に莫大な借金をしたけど、ある日急に覚醒して借金をすべて返すことを誓い、リゾートバイトを含めてアルバイトをしまくった結果無事に借金を返し終わったそうです。
僕はその後に詳しい話をKくん本人から聞いたのですが、かなりディープな話でした。
僕に過去を話してくれたYさんのように、スナックでは他人の深い話を聞きやすい環境、状況が整っていると思います。
【目的別】リゾートバイトのおすすめ派遣会社
リゾートバイトの始め方はめちゃくちゃ簡単で、各派遣会社の公式HPでweb登録をしたり、LINEを送るだけでOKです。
派遣会社を選ぶときは働く期間や時給など、あなたの目的や状況に合わせましょう。明確な特徴がある派遣会社は以下の3社です。
#ワクトリ:時給の高さも求人数の多さもリゾートバイト業界でトップクラスです。高時給なので、「効率よく稼ぎたい・貯金したい」という人にとって最高です。
また、オンラインのDMM英会話を無料で受けることもできます。
#アルファリゾート:短期も長期も求人が多く、時給が高くて人気の派遣会社です。”ワーホリ・留学応援プラン”,”国内留学”,”国内ワーキングホリデー”といった他社にはないサポートがあり、さらにオンライン英会話を無料で受けることもできます。
web応募・申し込みはスマホで1~2分あればできますよ。また、時給や職種、「出会いが多い」などの仕事情報はスタッフ登録をしなくても見ることができます。
興味がある人はまずは各派遣会社の公式HPを見てみましょう。派遣会社の登録はもちろん無料ですし、キャンセル料なども一切かかりません。
まとめ
- スナックに初めて行ったら楽しかった
- スナックのアットホーム感は異常
- 他人の深い話が聞けて楽しい。
以上、「フリーターだけど同僚のおっちゃんとスナックに初めて行ってみた」について書きました。
Atsushi