有馬温泉のホテル内にあるレストランのホールでリゾートバイトをされた麻里子(まりこ)さん(仮名)に有馬温泉の体験談をインタビューしてきました。兵庫県神戸市にある有馬温泉は関西屈指の人気温泉地で、僕自身も有馬温泉で9か月間働いたことがあります。
「リゾートバイト専門ブログ」のAtsushi(あつし)です。僕のリゾートバイト歴は3年でして、今までに5つの旅館やホテルで働いた経験があります。
リゾートバイトで働いた経験と貯めたお金をつかい、現在は人生で一度はやってみたかった自営業として働いています。
麻里子さんは安定している仕事を辞めて2019年内にワーキングホリデー(ワーホリ)でイギリスに行く予定でして、ワーホリの資金を貯めるためにリゾートバイトをされました。
ワーホリや海外留学、世界一周旅行などで海外に行くための貯金や英語の練習のためにリゾートバイトをする人も多いと思います。ですので、麻里子さんの体験談はめちゃくちゃ参考になると思います。
麻里子さんがリゾートバイトをしたときに利用した派遣会社は業界大手であるダイブ(旧アプリリゾート)です。なお、麻里子さんは現在はリゾートバイトをいったん辞めて、大阪で世界各国から旅行者が泊まりに来る大人気のゲストハウス(旅行者用の安宿)で働かれています。
麻里子さんのプロフィールは以下の通りです。
お名前:麻里子(仮名)
現在の職業:大阪のゲストハウスで住み込みアルバイト
出身地:富山県
利用した派遣会社:ダイブ
働いた場所:兵庫県神戸市の有馬温泉
働いた職種:ホテル内のレストランのホール
リゾートバイトを始めた理由:ワーホリで海外に行く資金を貯めるため
ワーホリで海外に行く理由:英語を学んで海外で働きたいから
この記事では「ダイブで有馬温泉のホテル内レストランでホールをした麻里子さんの体験談」のインタビュー記事を書きます。
麻里子さんが仕事を辞めてワーホリでイギリスに行く理由や、ワーホリの準備としてリゾートバイトをすると決めた理由、数多くあるリゾートバイト先から有馬温泉を選んだ理由などについては「イギリスワーホリの資金のためにリゾートバイトをした人の話」をお読みになってください。
なお、麻里子さんが利用した派遣会社の#ダイブは選べる仕事の数は多めですが、時給は低めです。
その他の派遣会社は、求人が少ないけど時給は高めのグッドマンサービス、、ホワイト求人のみを厳選している
好きなところにジャンプ
大阪が好きだから有馬温泉で働いた麻里子さん
ワーホリのためにリゾートバイト
僕が麻里子さんと知り合ったきっかけは、僕が運営している別のブログ経由で麻里子さんが僕にメッセージをくれたからです。ちなみに、その別ブログはワーホリとリゾートバイトについて書いていますが、現在はほぼ放置状態です(笑)。
僕自身はリゾートバイトを始める前にワーホリで2011年から2年間オーストラリア、1年間ニュージーランド(NZ)で働いた経験があります。
僕がワーホリで海外に行く前にリゾートバイトについて知っていたら、間違いなくワーホリの前にリゾートバイトをしていました。リゾートバイトなら短期で効率よく貯金できますし、しかも、英語を使って働くこともできますからね。
大阪で一緒に英語を勉強中
麻里子さんが神戸の有馬温泉でリゾートバイトをしていた2019年6月に僕にメッセージを送ってくれて、神戸で直接お会いしてワーホリや英語の勉強方法について話しました。
また、麻里子さんと初めてお会いした2019年の6月以来、毎月1回神戸や大阪のカフェで僕が麻里子さんに英語の文法を教えています。
ですので、インタビューをする前から僕はある程度は麻里子さんの経歴やワーホリに行く理由、有馬で働いていたときの仕事内容などを知っています。
有馬温泉からは大阪・京都が近い
ちなみに、僕自身も有馬温泉の旅館で9か月間働いたことがあるのですが、有馬温泉からは神戸の繁華街・三宮(さんのみや)まで電車で30分以内で行けるので生活するのにめちゃくちゃ便利なリゾートバイト先です。
さらに、三宮からは電車一本で大阪市内まで20分、京都市内まで40分で行けます。ですので、リゾートバイトをしながら観光をしたい人や、大都市で買い物や外食をしたい人にとって有馬温泉はかなりおススメです。
また、有馬温泉は大阪や神戸に近いこともあり、台湾人や中国人、ヨーロッパやアメリカからのお客さんも多いです。ですので、中国語や英語を使って働きたい人にも向いています。実際に、麻里子さんも有馬温泉で働いて英語を使う機会もあったようですからね。
1.有馬温泉のホテル内レストランの仕事内容
飲食店のアルバイトとほとんど同じ
Atsushi:有馬温泉では具体的にどのような職種で働いていましたか?
麻里子:ホテル内にある和食のレストランでホール業務をしていました。最大1,000人ほど宿泊できる大きなホテルということもあり他にもバイキングレストランや中華レストランもありましたが、私はずっと日本料理のレストランだけで働いていました。
正社員と派遣スタッフ、アルバイトを含めて和食のレストランだけで従業員が40人ぐらいいました。
Atsushi:リゾートバイトの中でもかなり規模が大きいホテルですね。仕事内容は町の飲食店と同じような感じでしたか?
麻里子:だいたい同じです。ただ、食品アレルギーには細かく対応するレストランだったので、お客さん一人一人によって料理の内容が変わることもありました。
また、鉄板焼きのコーナーもあったり、お酒の種類も多いので覚えることが多かったです。
Atsushi:旅館の懐石(かいせき)料理でもアレルギー対応は細かくしますが、ホテル内のレストランでも同じように対応するんですね。
出勤日のタイムスケジュール
Atsushi:出勤日のタイムスケジュールについて教えていただけますか。
麻里子:
5:30 起床。朝食、準備
7:00 シャトルバスに乗って出勤
7:30 午前の仕事開始
10:30 午前の仕事終了。昼食、寮に戻って昼寝など
16:00 シャトルバスに乗って出勤、夕食
17:00 午後の仕事開始
22:30 午後の仕事終了。寮に帰ってお風呂など
25:00(深夜1時) 就寝
だいたいこんな感じです。午前に3時間、午後に5~6時間働く「中抜けシフト」で働いていました。
ホテル内に従業員食堂があり、そこで1日2食を無料で食べていました。寮とホテルは少し離れていたので、従業員用の無料のシャトルバスに乗って通勤していました。
中抜け時間は基本的に昼寝をしていましたが、たまに美容院に行ったり、繁華街の三宮(さんのみや)に映画を観に行ったりもしていました。
Atsushi:僕も有馬温泉で働いていましたが、有馬温泉駅の2駅隣の岡場(おかば)に行けばショッピングセンターがあり、買い物をできますよね。三宮までも電車で片道30分なので、中抜けで三宮まで行くこともできますね。
人間関係が最高だった
正社員とか派遣スタッフとか関係なし
Atsushi:職場の人間関係はどうでしたか。
麻里子:人間関係はめちゃくちゃよかったです。正社員、派遣スタッフ、アルバイトを含めてめちゃくちゃ仲良かったです。
3か月の契約期間が終わるときに泣いてくださる人がいて、めちゃくちゃ嬉しかったです。正直言って、大学を出て働いていた前の職場よりも人間関係はよかったです(笑)。
私がお酒を好きということもあり、マネージャーからすごく高いお酒の一升瓶(いっしょうびん)をいただいたり、他のみなさんからもお手紙、プレゼント、ケーキなどをいただけて最高でした。
Atsushi:僕はリゾートバイトの契約が切れるときにそんな経験はしたことがないのでうらやましいです(笑)。
仕事仲間と飲み会や外食は当たり前
麻里子:ゴールデンウィークが終わった頃に働き始めたのですが、新入社員と合同で歓迎会を開いてもらい二次会のカラオケにも呼んでもらいました。なので、最初から印象はよかったです。
アルバイトスタッフの中には地元の主婦の人も多かったのですが、仲良くなった主婦の人の家によく遊びに行ったりもしていました。
Atsushi:リゾートバイトスタッフと正社員・直接雇用のアルバイトスタッフの間に壁がないタイプの職場だったんですね。典型的な人間関係がいいリゾートバイト先ですね。
職場全体の飲み会だけでなく、数人だけで飲みに行くなどプライベートでの付き合いもありましたか?
麻里子:はい。同じレストランの調理師の人も含めて、有馬温泉の近くの岡場駅周辺などでしょっちゅう飲みに行っていました。新入社員の子たちとも仲が良く、一緒に三宮に映画を観に行ったり、遊びにったりもしていました。
今月も有馬温泉での仕事仲間と飲みに行くことが決まっています。
Atsushi:調理師とホールスタッフで一緒に飲みに行くのは人間関係が良好な職場でしか起こらない現象ですので、めちゃくちゃいい職場だったんですね。
寮の共有スペースで朝まで飲んでいた
麻里子:寮の共有スペースがあったので、コンビニでお酒やつまみを買ってみんなで朝まで飲むこともありました。
寮は男女で1つの寮でしたが、男子寮と女子寮のエリアは別れていました。でも、共有スペースは男女で同じだったので、そこで男女数人で朝まで飲むこともありました。
また、車を持っている社員の人が買い物や遊びなどによく連れて行ってくれました。
Atsushi:寮は男女別だけど共有スペースは男女で同じな寮は初めて聞きました。健全かつ楽しそうで、めちゃくちゃうらやましいです。
外国人客に英語で接客することもあった
Atsushi:外国人のお客さんに対応したり、英語を使う機会はどれぐらいありましたか?
麻里子:基本的には正社員の英語を話せる人が外国人のお客さんの対応をしていましたが、人手が足りないときは私も外国人のお客さんを席に案内したり、メニューの説明などをするときもありました。
中国人や台湾人のお客さんが多かったのですが、私は中国語が話せないので英語で接客していました。なので、「中国語を話せたらもっとよかったな」と思いました。
Atsushi:有馬温泉は中国人や台湾人のお客さんが多いですよね。
英語を使って働くのは今までの人生で初めてでしたか?
麻里子:広島に住んでいたときに観光地で飲食店のアルバイトをしていました。外国人の観光客が多い場所だったので、毎日英語で接客していました。
飲食店なのでベジタリアンや、アレルギーがあるお客さんに対応する機会も多かったです。
Atsushi:観光地の飲食店で英語を使って働いた経験がリゾートバイトでも活かせたんですね。
麻里子:はい。広島で英語を使ってアルバイトをした経験があるからこそ、海外で働きたいとより強く思うようになりました。
和食について学べたし、接客が楽しかった
Atsushi:レストランのホールの仕事で楽しかったことやうれしかったことは何ですか。
麻里子:初めてお客さんに料理の説明をしたときにお客さんに会話を楽しんでもらえたことがうれしかったです。
また、お皿の種類やお皿の並べ方など懐石料理について学ぶことができました。季節のお魚も毎日変わるので、魚についてもくわしく知れました。
お客さんから調理方法や魚の産地などを聞かれることも多かったので、常に調理師の人と話して料理についても毎日学んでいました。
Atsushi:僕も旅館で調理補助のような仕事をよくしていましたが、懐石料理は器やお皿の種類も多く、季節感も重要ですよね。お皿の向きも決まっていますし、飾りつけも季節によって異なるなど覚えることが多いですが、教養も身につきますよね。
靴が合わなくて足が痛かった
Atsushi:一方で、仕事で失敗したことや嫌だと思ったことはありますか。
麻里子:SNSなどで「#KuToo」(※職場で女性にパンプスの着用を強要することを問題視したもの。「靴」と「苦痛」の意味合いがある)という社会問題にもなっていますが、女性スタッフはパンプスを履かないといけないのがつらかったです。
レストランの面積が大きかったので毎日15,000歩以上も歩くのですが、最初の方はパンプスが合わなくて毎日足が痛かったです。
最初の1週間でパンプスを3足もつぶしてしまい、最終的には1,000円のパンプスが一番合いました。無駄にお金を使ってしまいましたし、病院にも行きました。
Atsushi:レストランでは女性はパンプスを履くと決まっているところも多いですよね。中にはヒールの高さが決まっている職場もあり、無意味だなと僕は思っています。
従業員食堂では毎日2食が無料
Atsushi:従業員食堂についてお聞きします。ホテル内の従業員専用エリアに従業員食堂(通称:従食)がありましたか。
麻里子:はい、そうです。毎食A,B,Cの3つのセットがあり、従業員カードをかざしてから好きなメニューを注文できるシステムでした。Aが肉料理、Bが魚料理、Cがめん類でした。ご飯をみそ汁はおかわり自由でした。
1日2食を無料で食べれたので、午前の仕事が終わった朝11時頃と午後の仕事が始まる前の午後4時頃に食べていました。
午前の仕事が始まる前は従業員食堂で食べられなかったので、朝起きて寮の部屋でコンビニのパンなどを軽く食べていました。
Atsushi:規模が大きくて従業員が多い旅館やホテルではA,B,Cのそれぞれのセットの中から好きなメニューを選べるパターンが多いですね。
麻里子:メインの料理以外に、好きな小鉢(こばち)やデザートを2品選ぶこともできました。従業員食堂で働いているおばちゃんやおじちゃんと仲良くなって、デザートをおまけしてもらうこともありました(笑)。
それから、月に1回デザートバイキングの日もあり、無料の食べ放題でパフェやティラミスを食べることもありました。
Atsushi:ぶっちゃけ従業員食堂のご飯はおいしかったですか。
麻里子:はい、毎日必ず従業員食堂で2食を食べていました。正社員の中には従業員食堂のメニューに飽きたりしてコンビニで買っている人もいましたが、私のようなリゾートバイトスタッフは無料で食べられるのでありがたく従業員食堂で食べていました。
寮生活と休みの日の過ごし方
きれいな個室におもしろい寮長で最高
Atsushi:寮で満足していることや不満だったことを聞かせていただけますか。
麻里子:不満だったことは1つもないです。部屋は個室でめちゃくちゃきれいでした。共有スペースにキッチンがあったので、冷蔵庫や電子レンジ、ポットを自由に使えました。
それから、寮長さんがおもしろいおっちゃんで、おいしい飲み屋などをよくおしえてもらっていました。
Atsushi:僕も寮の部屋の写真を見せてもらいましたが、リゾートバイトでも最高クラスにきれいな寮でしたね。洗濯機と乾燥機は他の人たちと共有ですが、お風呂とトイレは部屋の中にあったんですよね。
仕事仲間と遊びに行ったり、ご飯を食べに行った
Atsushi:休みの日はどのように過ごしていましたか。
麻里子:一番仲良かった人はパートで働いていた地元の主婦の人なのですが、ほぼ毎週その人の家に呼ばれてご家族と一緒にご飯を食べさせてもらっていました。
また、その主婦の人と一緒に職場のレストランでフランス料理を食べたときは夢のような時間でした。しかも、従業員割引を使ってタダ同然のような料金で食べさせてもらいました。
それから、社員の人とご飯を食べに行ったり、飲みに行ったり、大阪にいる友達に会いに行ったりもしていました。雨の日などは部屋でずっと動画を観たり、英語の勉強をするときもありましたが、ほとんどは外に出ていました。
Atsushi:有馬温泉は岡場に行けばある程度何でも揃いますし、三宮や大阪も近いので便利ですよね。
ダイブの担当者との関係
月に1回LINEが来た
Atsushi:僕はダイブを使ってリゾートバイトをしたことがないのですが、ダイブのリゾートバイトスタッフは担当者とよく連絡を取っているイメージがあります。リゾートバイトをしていたときはどれぐらいのペースで担当者と連絡を取っていましたか。
麻里子:仕事や契約に関することで連絡するときとは別に、月に1回は必ずLINEが来たので、近況報告などをしていました。「何かお変わりはないですか」みたいな感じで聞かれて、「大丈夫です」とか「問題ないです」とか返していました。
Atsushi:僕は2017年にいったんリゾートバイトを辞めたのですが、ヒューマニックの担当者とは電話かメールで連絡を取っていました。今はLINEで連絡を取る派遣会社も多いみたいですね。
担当者がリゾートバイト先に会いに来てくれる
Atsushi:ダイブと言えば、担当者が派遣先まで会いに来てくれることも多いですよね。
麻里子:はい。LINEで「来週有馬に行くので、一緒にご飯を食べましょう」みたいに送られてきました。
昼前に会いに来てくれて、担当者と歩いて有馬温泉の観光地を回ったり、夏なのでアイスを食べに行ったりしていました。
Atsushi:僕が有馬温泉や長野の白馬のスキー場で働いていたときも、ダイブのリゾートバイトスタッフはたまに担当者と会っていました。寮の近くで話すだけではなく、観光地を歩いたりアイスと食べたりもしていたんですね。
温泉地を歩いたり、お昼ご飯を食べた
Atsushi:担当者とはどれぐらいのペースで会っていたんですか?
麻里子:月に1回は必ず会っていました。私の担当者は有馬温泉の他の旅館やホテルも担当していたと思うので、同じ日に他のリゾートバイトスタッフとも会っていたと思います。
話の内容は世間話みたいな感じで、担当者の家族の話とかをしていました。ほとんど担当者が話して、私は聞き役でした(笑)。
Atsushi:月に1回ペースで会っていたんですね。麻里子さんはTwitterをしていないので知らないかもしれませんが、麻里子さんと担当者の写真がダイブの公式Twitterで載っているのを2回見ました。
意外と麻里子さんの仕事の話とかはしないんですね。むしろ、担当者も上司や同僚以外の人と話せて、リラックスしているような印象です(笑)。
担当者を通して、有馬温泉の他の旅館で働いているダイブのリゾートバイトスタッフと会ったりはしないんですか。
麻里子:他のダイブのリゾートバイトスタッフと会うことはなかったです。時間を合わせるのも難しいからだと思います。
Atsushi:他の旅館で働いているスタッフと知り合えたら楽しそうと僕は思うんですけど、そういうのはないんですね(←出会いが欲しいだけ)。
質問→「ぶっちゃけ、会うのめんどくさくないの?」
Atsushi:僕はダイブを使ってリゾートバイトをしている人がTwitterで「中抜け時間にダイブの担当者が会いに来てくれるけど、昼寝したいから来なくていいのに」みたいに書き込んでいるのを見た記憶があります。
麻里子:中抜け時間に会うので眠いときもたしかにありましたが、担当者と会えるのはうれしかったので嫌だと思ったことはありません。それに、担当者が来てくれるときは、毎日食べている従業員食堂以外の場所でご飯を食べることもできましたから。
Atsushi:麻里子さんのように担当者と話すのが楽しかったり、外のカフェやレストランでご飯を食べたい人にとっては担当者が会いに来てくれるのはありがたいんですね。
担当者とは今でも連絡を取っていますか。
麻里子:私は今はリゾートバイトをしていませんが、今でも連絡を取っています。「短期で稼ぎたいときはウチに連絡ください」とか言ってくれますし、イギリスに留学していた社員の人を今度紹介してもらう約束もしています。
辞めたからといって縁が切れるということはまったくないです。
担当者はリゾートバイトスタッフによって求人を変えている説
Atsushi:担当者の立場を考えると、麻里子さんに連絡を取り続けるのも当然ですね。担当者からすると、ダイブで働いた実績があり、派遣先での評判がよかった人にはまた仕事を紹介したいと思うでしょうから。
麻里子:うれしかったのは「僕たちも派遣スタッフさんの人柄を見て、求人を厳選しているんですよ」と言ってもらえたことです。「いいところを紹介しますよ」と言っていただけると、働きがいもありますし、やはりうれしいです。
Atsushi:僕が直接会ったことのある派遣会社の担当者は1人だけなのですが、担当者もリゾートバイトスタッフを選んでいるんだろうなと思うことはよくあります。担当者は当然プロですし、今までに何百人、何千人ものリゾートバイトスタッフを見てきていますからね。
例えば、「この人はしっかりしてる」と思えばいい意味で厳しい派遣先に紹介したり、一方で「この人は厳しい職場は向いてなさそうだな」と思えばいい意味で緩い派遣先を紹介したりはしていると思います。
麻里子:実際に、担当者の人も「それぞれのリゾートバイトスタッフに合わせて求人を出している」とは言っていました。やはり飛ばれたり(いわゆるバックレ、夜逃げ)、飛ばれなくても契約途中で辞められることが多いみたいですから。
Atsushi:ダイブの内部事情もけっこう話してくれるんですね(笑)。今ではもはやプライベートの付き合いという感じがしますね。
麻里子:もう完全にプライベートだと思います。私は今大阪に住んでいてダイブの大阪支店も比較的近くにあるので、今度大阪で担当者と飲みに行きます。ダイブの社員の人たちが仕事終わりに飲みに行くときに、私も誘われているという感じです。
Atsushi:ぶっちゃけ、個人的に好かれている気がしますね。担当者にとっても、仕事関係以外で仲のいい人、信頼できる人ができてうれしいんじゃないかなと思います。
事務職を辞めてリゾートバイトでサービス業
Atsushi:前の仕事はサービス業や飲食業とは業種が全然違うんですよね。
麻里子:はい。でも、アルバイトで飲食店で働いた経験をリゾートバイトでも活かせました。派遣会社の担当者から送られてきた求人情報には「未経験OK」とありましたが、リゾートバイトでレストランで働くなら飲食業の経験はやはり活かせると思います。
もちろん、接客が好きな人なら未経験でもできると思います。
Atsushi:麻里子さんは接客が好きということもあり、楽しく働けたんですね。
麻里子:接客が好きですし、職場の人間関係もよかったので働いていて楽しかったです。お客さんにいいサービスができて自分の顔と名前を覚えていただけるときはうれしかったです。
リゾートバイトの持ちもの【女性の視点】
必要なものは現地で買える
Atsushi:リゾートバイトの持ち物について聞きます。
生活必需品以外で持って行ってよかったものや便利だったものはありますか。
麻里子:ハンガーとタコ足配線(コンセントのマルチタップ)、娯楽グッズ・暇をつぶすせるものは持って行ってよかったです。私は本が好きなので、本を何冊か持って行きました。
シャンプーやリンスなど、それ以外に必要なものはほとんど現地で買いました。洗濯かごやバスマットなども100均でほとんど揃えました。
掃除グッズは寮にあるものを借りられるので、買う必要はありませんでした。
Atsushi:有馬温泉のように近くに100均やドラッグストア、ショッピングセンターがあるリゾートバイト先では必要なものは何でも買えますからね。アマゾンや楽天で買うこともできますし。
ドライヤーは旅行用のコンパクトサイズがおすすめ
Atsushi:一方で、「持って行っておけばよかった物」はありますか?
麻里子:ファブリーズとドライヤーは持って来ればよかったなとは思いましたが、現地調達できました。
親に「ここは日本なんだからどこに行っても現地調達できるやん」と言われて、たしかにその通りだなと思っていました。なので、最初から「必要なものは現地調達すればいいや」と思っていました。
Atsushi:ドライヤーが部屋に付いていることはかなり少ないですね。ドライヤーはコンビニや100均では当然買えないので、必要な人は自分で持って行った方がいいですね。
僕は髪が短いのでドライヤーは使いませんが、ワーホリなどで海外に行く人や旅行が好きな人には旅行用のコンパクトサイズのドライヤーがいいと思います。
麻里子:ストッキングは足首用やひざ下用の方が通気性がよく、中抜け休憩のときでもすぐに脱げて便利です。私の職場は女性はスカートではなくパンツだったので、足首用のストッキングを使っていました。
普通のストッキングだと蒸れて不快に感じる女性には足首用のストッキングがおすすめです。
Atsushi:ストッキングについては僕は全然わからないので、女性の意見が聞けてありがたいです。
(インタビュー終了)
麻里子さんが仕事を辞めてワーホリでイギリスに行く理由や、ワーホリの準備としてリゾートバイトをすると決めた理由、数多くあるリゾートバイト先から有馬温泉を選んだ理由などについては「イギリスワーホリの資金のためにリゾートバイトをした人の話」をお読みになってください。
派遣会社によって特徴が異なる
リゾートバイトの始め方はめちゃくちゃ簡単でして、各派遣会社の公式HPでweb登録をしたり、LINEを送るだけでOKです。
派遣会社を選ぶときは働く期間や時給など、あなたの目的や状況に合わせるといいですよ。明確な特徴がある派遣会社は以下の3社です。
ビーグッド
ホワイト求人のみを厳選している派遣会社です。ただし、大手と比べる求人数が少ないというデメリットがあります。
ホワイト企業を見つけやすいのですが、求人がかなり少ないのがデメリットです
ワクトリ(PONSTAFF)
時給が高めで求人数も多めです。また、オンラインのDMM英会話を無料で受けることもできます。
#ワクトリ(公式HP)
時給が高めで短期の仕事も長期の仕事もあります。
アルファリゾート
短期も長期も求人が多く、時給が高くて人気の派遣会社です。”ワーホリ・留学応援プラン”,”国内留学”,”国内ワーキングホリデー”といった他社にはないサポートがあり、さらにオンライン英会話を無料で受けることもできます。
さらに、一定期間働いた人にはEXETIMEという豪華な福利厚生サービスがあり、ホテル宿泊やレストランでの食事、ディナークルージングなどを体験することもできます。
スタッフ登録する前でも公式LINEで求人を見ることができますよ。
海外に行きたい人、英語を話せるようになりたい人、長期で働きたい人にピッタリ。高時給で短期の仕事も多いので、効率よく稼ぐこともできますよ。
登録は1社だけでもOK
複数登録するなら最初から
初めてリゾートバイトをする人も派遣会社を替えたいという人も、上記のどれか1つの派遣会社に登録するといいですよ。各派遣会社のHPをよく見比べたり、登録をする前にメールやLINEで派遣会社に問い合わせをしてから派遣会社を決めるといいですよ。
ただし、「どこがいいか決められない」という人は複数の派遣会社に登録するのもOKです。
仕事情報は無料で見れる
web応募・申し込みはスマホで1~2分あればできます。また、時給や職種、「出会いが多い」などの仕事情報はスタッフ登録をしなくても見ることができます。
興味がある人はまずは各派遣会社の公式HPを見てみましょう。 派遣会社の登録はもちろん無料ですし、キャンセル料なども一切かかりません。
インタビュー企画はこれからもどんどんやります
リゾートバイトの体験談は各派遣会社の公式HPでも読むことができます。でも、各派遣会社の公式HPは当然自分の会社の宣伝のためですので、リゾートバイトのデメリットや嫌だった体験はほとんど書かれません。
また、当然ですが、派遣会社の公式HPでは自分の会社を使った人たちの体験談しか載りません。
でも、この「リゾートバイト専門ブログ」は僕が個人で運営しているブログです。ですので、このブログではリゾートバイトで不満だったことや嫌だったことのぶっちゃけ体験談も書くことができます(笑)(もちろん、派遣会社や旅館・ホテルなどの誹謗中傷はしませんが)。
また、このブログではいろいろな派遣会社の体験談を載せることもできます。
実際に、インタビュー企画の1回目はヒューマニックを使って白馬のスキー場でリゾートバイトをした大学生の体験談を載せていますからね。
これからもいろんな派遣会社やリゾートバイト先、職種の体験談を載せていきます。
以上、「ダイブで有馬温泉のホテル内レストランでホールをした麻里子さんの体験談」のインタビュー記事でした。
Atsushi