YouTubeでリゾートバイト情報や東京・八丈島、北海道・ニセコのスキー場でのvlog(ブイログ=ビデオブログ)を投稿している「リゾバ女子【SERI Channel】」のせりなさんに離島のキャバクラ(=リゾキャバ)の体験談をインタビューしました。
せりなさんのYoutubeチャンネル→リゾバ女子【SERI Channel】
せりなさんのプロフィールは以下の通りです。
お名前:せりな
出身地:東京都
リゾバをする前:大学卒業後にワーキングホリデー(ワーホリ)でカナダで働く
リゾバを始めたきっかけ:学生時代にスキー場の住み込みアルバイトを知り、派遣会社に応募
リゾバ歴:
◆学生時代
長野竜王スキーパーク(大学2~4年の3年連続)
◆カナダワーホリから帰国後(2019~2020年)
沖永良部島(鹿児島) 1か月半
奄美大島(鹿児島) 4か月
長野竜王スキーパーク 3か月
八丈島(東京) 7か月
ニセコ スキー場(北海道)
(※2021年冬もニセコで継続中)
「リゾートバイト専門ブログ」のAtsushi(あつし)です。このブログでは、リゾートバイトを始める前からリゾートバイト中の生活や暇つぶしの方法、そしてリゾートバイトを辞めた後のことまで書いています。
この記事では、せりなさんの離島でのキャバクラの仕事の体験談のインタビューをまとめました。
なお、「リゾバ女子【SERI Channel】のせりなさんのリゾバ体験談」ではせりなさんがリゾートバイトを始めたきっかけや過去のリゾバ歴、YouTubeを始めた理由などについて聞いています。
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離島でのリゾートバイト生活
Atsushi:離島でのリゾバ生活について聞いていきます。せりなさんは今までに3つの離島でリゾバをされていますが、島によって雰囲気や生活は違いますか?
せりな:島によって規模や雰囲気は違いますが、「南国の島」という意味ではそんなに変わらないとも言えますし、私の生活もあまり変わらないです。午前中は海でダイビング(素潜り)をして、夜は仕事という生活です。
その中でも私が一番好きなのは八丈島です。奄美大島はけっこう都会でした。
Atsushi:調べたら奄美大島は人口4万人以上なので、ちょっとした地方都市ぐらいの規模ですね。
せりな:奄美大島はコンビニ、イオン、モスバーガー、ミスタードーナツなどもありました。沖永良部島や八丈島とは全然違いましたね。
Atsushi:島の生活ではやはり車が必要ですか?
せりな:島のキャバクラでリゾバをするとだいたい寮に車があるので、それを寮のみんなで自由に使っていました。私が過去に働いた3つの島は全部そうでした。
Atsushi:車があれば買い物に行くときも遊びに行くときも使えるので、便利ですね。
せりな:そうですね。特に、海に行くときは車が必要です。スーパーは寮から歩いて行ける距離にあることが多いので、免許がない人でも島でリゾバができます。
離島でのキャバクラ(リゾキャバ)の仕事内容
Atsushi:仕事のことを聞いていきます。離島のキャバクラでは1日の勤務時間は何時間ですか?
せりな:だいたい4~5時間です。夜の8時に出勤して、深夜0時か1時までです。島にもよりますし、シフトの関係で9時や10時出勤のこともあります。でも、基本は4~5時間です。
Atsushi:出勤日の典型的なタイムスケジュールを教えてもらえますか。
せりな:
9:00 起床
10:00 海で素潜り(スキンダイビング)
12:00 昼食
13:00 買い物、自由時間(ストレッチなど)
17:00 準備開始
20:00 仕事開始
深夜1:00 帰宅(アフターがない場合)、就寝
Atsushi:出勤時間が遅めなので、やはり自由時間が長いですね。ゆっくり寝ることもできるし、朝から遊ぶこともできますね。
(せりなさんは朝から海で素潜りをしたり、1人で来た観光客と一緒に島を観光することもあるようです)
キャバクラのメリット・楽しいこと
Atsushi:キャバクラの仕事のメリットや楽しいことは何ですか?
せりな:
①働くのは夜だけなので、昼間に好きなことができる
②時給が高いので、短時間勤務でも十分稼げる
③出会いが多い(恋愛という意味ではなく、おもしろい人たちと出会える)
こんな感じです。
Atsushi:一方で、大変なことやちょっと嫌なことはありますか?
せりな:大変なことは、接客業なのでお客さんを選べないことです。お酒を飲む場なので、いろんなお客さんがいますから。
あとは夜働くので、夕食で飲みに行けないことです。夜7時や8時から友達とご飯を食べに行ってお酒を飲むということはできないです。
お酒が弱い子は大変かもしれませんが、お酒が飲めない子でも働くことはできます。なので、飲めないからといってキャバクラで働けないということはないです。お店からお酒の強要をされることもありません。
(八丈島のお店に来た新人の女の子(このはさん)の初出勤直後の感想(4:12から)が聞けます。「お客さんが優しい」と話されていますね)
離島のキャバクラ(リゾキャバ)の給料・時給・バック
宮古島・石垣島は特に稼げる
Atsushi:キャバクラの給料について聞いていきます。時給は2,000~2,200円のお店が多いですか?
せりな:今まで私が働いてきたお店は2,000~2,500円でした。沖縄の宮古島や石垣島はもっと高いみたいです。
Atsushi:時給が高くて人気の派遣会社・グッドマンサービスのキャバクラのHPを見たら時給2,000円の求人が多かったのですが、宮古島は1,500円や3,000円の求人もありました。
せりな:宮古島は稼げるとよく聞きます。私の友達は最高40万円近く稼げたと言っていました。宮古島は居酒屋もキャバクラも多く、お店同士の競争もあって時給が高いお店もあるみたいです。バック(=出来高)もいろいろ付くみたいなので、がんばればがんばるほど稼げるようです。
キャバクラのリゾートバイト(リゾキャバ)の給料システム・バック
Atsushi:奄美大島のお店ではドリンクバック(=お客さんにドリンクを奢ってもらったらお店からもらえるお金)や指名バック(=お客さんから指名されたらお店からもらえるお金)は付きましたか?
せりな:奄美大島で働いていたお店ではドリンクバックはありました。指名バックはなかったのですが、連絡バックといってお客さんから「これからお店に行く」と直接連絡をもらったらお店に伝えて、バックをもらうことができました。
でも、バックでもらえる金額はそれほど多くないんです。1件で数百円とかです。
Atsushi:キャバクラは指名や同伴出勤のバックで稼げる金額が大きいと思っていたので、意外です。
キャバクラのリゾートバイト(リゾキャバ)は手取り20万円以上
Atsushi:時給2,000円で4時間働いたら8,000円なので、時給1,000円で8時間働くのと同じ給料ということですね(※もちろん、バックが付けばもっと稼げます)。
せりな:そうですね。なので、特別稼げるわけではないですけど、他の仕事よりも短い時間で同じぐらい稼ぐことができます。
Atsushi:↑の動画では1か月の給料は時給2,200円で1日4~5時間勤務(=8,800~11,000円)、26日出勤で基本報酬が248,000円ですね(給与明細の写真は動画の1:27から)。
・2020年10月分
勤務時間:122.5時間
基本報酬:248,000円
バック:6,000円
報酬合計額:254,000円
源泉徴収 12,660円
手取り:241,340円
Atsushi:10月は日本全体で例のウイルスの感染者数が少ない時期ということもあり、観光客が多くて忙しかったようですね。
もちろんお店によりますが、給料から寮費や食費などが引かれるんですね。
寮費:15,500円(1日500円×31日)
賄い代:6,200円(1日200円×31日)
手取りから寮費・賄い代を引いた額:219,640円
せりな:キャバクラのリゾートバイトで賄いが付いているのはめちゃめちゃ珍しいと思います。なので、八丈島のお店は特殊ですね。
Atsushi:賄いはお店で夜ご飯を食べられるということですか?
せりな:会社の系列の飲食店があったので、そこで毎日ランチを食べることができました。1日200円で食べることができて、賄い代として給料から引かれていました。
Atsushi:朝食や夕食を食べたければ外食したり自炊したりする必要があるので、食費はもう少しかかりそうですね。
キャバクラ(リゾキャバ)の福利厚生
Atsushi:リゾートバイトでは寮や食事が付いているのが普通ですよね(※有料の場合あり)。離島のキャバクラでは無料で車が借りられる以外に特典や福利厚生はありましたか?
せりな:仕事で使うドレスを借りることができました。あとは特典ではないかもしれませんが、奄美大島ではコンパニオンとして働く機会もありました。近くのホールみたいなところに行くんですけど、キャバクラよりも時給が高かったです。
八丈島ではフェイシャルエステと脱毛サロンが寮の近くにあって、そこで割引を受けることができました。
コンパニオン:旅館やホテルの宴会場などに出張して接客を行う仕事。仕事内容はお客さんにお酒を注いだり、お客さんとお話をするなど。
離島のキャバクラを選んだ理由&きっかけ
Atsushi:離島のキャバクラの仕事に決めた理由や仕事を探すときの基準は何でしたか?
せりな:カナダでワーホリして日本に帰ってきた2019年に初めて離島でリゾートバイトをしました。きっかけは友達に誘われたことです。海の近くで働きたくて、友達に紹介されて一緒に鹿児島の沖永良部島(おきのえらぶじま)に行きました。
でも、沖永良部島があまり合わなかったので、近くの奄美大島(あまみおおしま)のお店を探して移動しました。その後、友達から「八丈島も面白いよ」と言われ、その友達が八丈島で働いていたお店を紹介してもらいました。
Atsushi:友達からの口コミが多いんですね。
せりな:口コミは本当に多いです。リゾバでキャバクラで働いている子はいろんな島に行っている子が多いので、おもしろい島やいいお店を紹介してもらっていました。
Atsushi:「前編のインタビュー(せりなさんのリゾバ体験談)」で聞いたのですが、「キャバクラで働こうと思った理由は昼間の時間でダイビングなど自分の好きなことをするため」でしたね。
せりな:それから、しゃべるのが好きというのもあります。いろんな人としゃべりたいので、キャバクラを続けています。
(八丈島への行き方や寮&お店の近くの環境(飲食店、カラオケ、ダーツバーなどあり)、時給についてわかりやすく紹介されています)
離島のキャバクラで出会いはあるの?
地元の人、観光客との出会いが豊富
Atsushi:離島のリゾートバイトでの出会いについて聞いていきます。旅館やホテルの出会いといえば職場のリゾバ仲間や社員がメインです。離島では地元の人や観光客など、職場以外での出会いはありますか?
せりな:出会いはめちゃくちゃあります。お店に来たお客さんと次の日に一緒に観光したり、地元の人におもしろい場所に連れて行ってもらったり、スキンダイビング(素潜り)が好きな人なら一緒に海に潜ったりとかもよくあります。
Atsushi:小さな島では地元の人から「リゾートバイトで来てるの?」などと声を掛けられることもあると聞いたことがあります。そういうことはありますか?
せりな:八丈島では若い女の人が歩いていると目立つみたいで、知らない人からも「この間歩いているのを見たよ」とか声を掛けられることもあります。八丈島のお店では新人の女の子が入ったらブログに載せるので、噂がすぐに広まります。かわいい子が入ったらお店がめちゃくちゃ込みます。
Atsushi:おもしろいですね(笑)
島ならではの小さな社会
せりな:島ではみんな噂話が好きなので、誰かの車の助手席に乗ってるのを見られたら「前に○○の車に乗ってただろ」とか言われたりもします。なので、恋愛するのは大変だろうな、と思います。
島ではみんなお互いの車種とナンバーを覚えているらしくて、いつ、どこに行っていたのかがすぐに知られるんですよ。
Atsushi:それはちょっと嫌だなあ(笑)。「シマ社会(※村社会と同じような意味)」と言われるものですね。
奄美大島は人口4万人以上なので小さめの地方都市ぐらいの規模だと思うのですが、八丈島みたいなことはありますか?
せりな:奄美大島は大きいので、もっと自由に遊べます。でも、沖永良部島は小さい島なので八丈島と同じく島特有の文化がありました。
キャバクラ(リゾキャバ)では男女の出会いもある!
Atsushi:離島のキャバクラでは男女の出会いはあるんですか?
せりな:お客さんとの出会いはもちろんあります。お客さんとカップルになる女の子もいます。島のキャバクラは地元の若い男の子にとっての出会いの場でもありますから。
新人の女の子が来たら島の男の子がお店に来て、気に入ったら付き合えるようにがんばっています。島の人と結婚して島に移住する女の子も少なくないし、地方から観光で来るお客さんもいるので、地元が近い人同士なら地元に帰ってから飲みに行って仲良くなって付き合うこともあります。
Atsushi:女の子とお客さんが付き合うのは問題ないんですね。
スキー場や旅館のリゾバでも地元が近い人と仲良くなって、地元に帰ってから付き合うというのはよくありますね。
(インタビュー終了)
せりなさんがニセコのスキー場で出会った友達の恋愛話を聞くことができます。ガチの赤裸々トークで、めちゃくちゃおもしろいです(笑)。
「リゾバ女子【SERI Channel】のせりなさんのリゾバ体験談」ではせりなさんがリゾートバイトを始めるきっかけや過去のリゾバ歴、YouTubeを始めた理由などについて聞いています。
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せりなさんのインスタとYouTubeチャンネル
せりなさんはインスタグラムのDMで、リゾバや八丈島についての質問、お問い合わせを受け付けられています。
せりなさんのインスタグラム→@seriynyo
せりなさんのYouTubeチャンネル→リゾバ女子【SERI Channel】
インスタでも八丈島やニセコでの写真や動画を上げられています。
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以上、「リゾートバイトYouTuber・せりなさんにリゾートバイト体験談インタビュー」をまとめました。
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Atsushi
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