僕は以前、2014~2017年の間派遣アルバイトとして働いていました。当時の月収は最高で35万円、最低で15万円でした。
僕はそのとき29~32歳でしたから、はっきり言って低所得です。ワーキングプアです。
それでも、派遣アルバイトとして働いていた間の一定期間(1年ぐらい)は給料の1%をユニセフに寄付していました。
ユニセフに寄付をする方法はめちゃくちゃ簡単でして、黒柳徹子さんのみずほ銀行、またはゆうちょ銀行の口座に入金するだけです。
黒柳徹子 公式ホームページ トットちゃん | UNICEF(ユニセフ)
「なんで、いきなり黒柳徹子が出るん?」と思った方もいるかもしれませんが、黒柳徹子さんはユニセフ親善大使を30年以上も務められているからです。また、ユニセフの支援が必要なアフリカや東南アジアの国々に実際に行かれています。
僕はもともと寄付やボランティアにまったくと言っていいほど興味がありませんでしたし、ぶっちゃけ今でもそうです。でも、↑で説明したように、派遣アルバイトで働いていた一定の期間だけ毎月給料の1%=1,500~3,000円程度をユニセフに寄付していました。
「リゾートバイト専門ブログ」のAtsushi(あつし)です。このブログでは、リゾートバイトを始める前からリゾートバイト中の生活や暇つぶしの方法、そしてリゾートバイトを辞めた後のことまで書いています。
僕のリゾートバイト歴は3年でして、今までに5つの旅館やホテルで働いた経験があります。リゾートバイトで働いた経験と貯めたお金をつかい、現在は人生で一度はやってみたかった自営業として働いています。
この記事では、ボランティアや寄付にまったく興味がない僕が「派遣アルバイトのフリーターだけど給料の1%をユニセフに募金していた時期があった」ことについて話します。
ちなみに、ユニセフに寄付しようとした1番の理由は「ぶっちゃけ給料もらい過ぎだから、世のため人のためにお金をつかおう。社会貢献をしよう」と思ったからです。
リゾートバイトとは地方の観光地や温泉地で働く住み込みの派遣アルバイトです。リゾートバイトはアルバイトとはいえ毎日の食費・寮費・水道光熱費が無料で生活が全然掛からないので、給料のほとんどすべてを貯金することもできます。
リゾートバイトの派遣会社は高時給で効率よく稼げるグッドマンサービス、2週間以内などの短期の仕事が多い業界最大手のヒューマニック、ホワイト求人のみを厳選している#ビーグッドなどがあります。

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リゾートバイトはかなり貯金ができる
リゾートバイトという仕事は日本全国の観光地や温泉地の旅館やホテルで、住み込みの派遣アルバイトとして働きます。僕は2014年~2017年の3年間リゾートバイトをしていました。
リゾートバイトの時給は900~1300円の仕事が多いため、月収16~25万円(いくらか残業をした場合)ぐらいになることが多いです。そのため、給料自体は普通のフリーターや派遣社員と同等か少し少ない程度です。
しかし、リゾートバイトでは生活費が一切かかりません。なぜなら、寮費・毎日の食費・水道光熱費がすべて無料だからです(一部自己負担する場合あり)。しかも、最近では無料wifiがついている寮も多いです。
また、自宅から職場となる旅館やホテル(=リゾート地までは)までの往復交通費も派遣会社が出してくれるので無料です(派遣会社によって規定あり)。
そのため、リゾートバイトでは目に見える給料以上にかなりの恩恵を受けています。生活費にお金が全然かからないので、給料のほとんどすべてを貯金することだってできます。
せっかくお金に余裕があるんだから、有意義につかいたいと思いました。月給20万円程度で1人暮らしだと生活するのに精一杯で、なかなか「お金を有意義につかおう」と思う余裕すらないんですよね。
ユニセフに寄付をしていた理由
僕がリゾートバイトで働いていた3年間のうち約1年間、毎月給料の1%を寄付し続けていた理由はいくつかあります。
①僕の運が良くなると思ったから
情けは人のためならず
僕は「情けは人のためならず」という言葉が大好きです。この言葉の意味を間違って覚えている人が多いですが、正しい意味は「情けをかけるのは『他人のためではなく』自分のためだ」です。
決して「相手のためにならないから、情けをかけるべきではない」と言う意味ではありません。
つまり、「他人に情けをかけると、いつか自分にいいことが返ってくる」という意味です。
僕は「寄付をして少しでも他人の役に立つことによって、それがいつか自分に返ってきて自分が得をするんじゃないか」という仮説を立て、試しにユニセフに寄付をしました。
自己満足できる
また、寄付=慈善活動をすると、やはり人間はいい気分になるものです。「自分は世のため人のためにいいことをしている」という気持ちを持つことができます。
こう言うと「偽善」と言いたくなる人もいるかもしれません。でも、僕は決して偽善をした多とは思っていません。
なぜなら、僕は「寄付をしたことで自分が気持ちよくなる」ためにお金を払ったからです。ある意味では、気持ちよくなるという体験をお金で買ったわけです。
僕は自分が気持ちよくなるためにお金を払ったので、決して偽善ではありません。ただ単に僕の私利私欲を満たすためなので、お金をつかった意味としては買い物をしたりおいしいものを食べたことと同じです。
しかも、僕が気持ちよくなるためにイヤな思いをした人はいませんし、もちろん誰にも迷惑をかけていません。むしろ、少しでも誰かのために立ったわけです。寄付はなかなかいいものですよ。
②オードリー・ヘップバーンが大好きだから
寄付をして気持ちよくなりたいのであれば、寄付する先は別にユニセフでなくてもいいはずです。
でも、僕はユニセフに寄付することを選びました。その理由は、僕は女優の故オードリー・ヘップバーンが大好きだからです。ホンマにキレイでかわいいですね。僕は学生時代からずっとオードリーが好きです。
オードリーは生前ユニセフ親善大使を務められており、僕は以前からそのことを知っていました。
ですので、リゾートバイトをしてせっかくお金に余裕ができたのでユニセフに寄付してみようと思いました。
③お金持ちは寄付をしているから
大金持ちは寄付をする
ビル・ゲイツやFacebookのザッカーバーグといったお金持ち、というよりも超大金持ちは莫大な金額を寄付しています。自分で財団とかつくっていますからね。
また、僕がリゾートバイトで最初に行った兵庫県の城崎(きのさき)温泉で働いていたときに、よく読んでいた「お金持ち本」のほとんどにも「お金持ち・豊かな人は寄付をする」と書いていました。
僕は以前から「お金持ちが毎日している20の習慣」みたいな本がけっこう好きで、城崎温泉で働いている時期は特にこの手の本とよく読んでいたのです。
実際に、2011年に東北・東日本大震災が起こったときには、日本人だけでなく世界中の歌手やスポーツ選手などの超大金持ちの人たちが数億円規模の寄付をしていましたからね。ソフトバンクの孫さんなんか特にすごかったですよね。
そこで僕は次のような仮説を考えました。
・お金持ちは寄付をしている
・→じゃあ、寄付をしていたらいつかお金持ちになれるんじゃね?
という論理です。
ちなみにですが、この論理は間違っていますし、間違っていることを僕は当時でもわかっていました。
演繹法と帰納法
大金持ちは寄付をする←正しい
だから、寄付をしたら大金持ちになれる←間違い
これを演繹(えんえき)法と帰納(きのう)法という論理で説明できます。僕が説明するよりもテキトーにググる方が早いので、気になる方はググった方がいいです。
僕は当時から「お金持ちは寄付するけれど、寄付をしたからといって必ず大金持ちになれるわけではない」という論理はわかっていました。でも、あえてお金持ちになる前に寄付をしてみました。
その理由は、ノリというか試しにやってみたかったからです。
つまり、論理的には正しくないけれど、「お金持ちがしている行動と同じことを僕がしてみたら、お金持ちになれるのか?」ということを検証してみたかったからです。
郵便局はどんなに小さな町にもある
↑で説明したように、黒柳徹子さんのみずほ銀行、またはゆうちょ銀行(郵便局)の口座に入金するだけです。ちなみに、僕はゆうちょ銀行で送金していました。
リゾートバイトでは地方にある観光地や小さな温泉地で働く機会が多いです。でも、相当小さい町でもゆうちょ銀行の支店やATMはあります。
ですので、寄付の話とは関係なく、リゾートバイトをする人は給料の振込先をゆうちょ銀行に指定すると便利ですよ。給料が振り込まれるたびにコンビニのATMでお金を下ろすと手数料がかかる場合が多いですからね。
寄付を1年でやめた理由
都会の近くで働くとお金が貯まらない
給料の1%をユニセフに寄付していましたが、1年ほど経ったころに寄付をやめてしまいました。
理由は、遊びにお金をつかい過ぎて寄付する余裕がなくなったからです。
僕はリゾートバイトで最初に城崎温泉で働き、次は石川県の和倉温泉に行きました。城崎と和倉はけっこう田舎だったのですが、次に行った兵庫県の有馬温泉は神戸市内にあり、神戸の繁華街・三宮(さんのみや)に簡単に遊びに行くことができました。
仕事終わりや休みの日にしょっちゅう三宮に行き、買い物をしたり飲みに行くと給料はほとんど残りませんでした。僕は本来お金づかいが荒い方ですので。
時給が安く、残業が少ないと稼げない
また、有馬温泉では残業がほとんどなかったために給料も比較的少なめでした。いつも手取り14~16万円程度でした。
しかも、僕は接客業が嫌いなので中番(仲番=なかばん)という裏方業務をやっていたこともあり、時給900円とリゾートバイトではかなりの安い時給で働いていました。
おまけに、派遣会社は全体的に時給が安めのヒューマニックでしたからね。
もちろん、生活費にお金が一切かからないリゾートバイトなら14万円は十分な金額です。とはいえ、しょっちゅう遊びに行っていたら当然お金はなくなってしまいます。
給料が少なめなのに都会に遊びに行き過ぎたため、お金に余裕がなくなってしまいました。ですので、寄付をして他人の役に立っているわけではなくなり、寄付することをいったんやめました。
他人の心配をする前に自分の人生を心配しろ、って話ですからね。
【目的別】リゾートバイトのおすすめ派遣会社
リゾートバイトの始め方はめちゃくちゃ簡単で、各派遣会社の公式HPでweb登録をしたり、LINEを送るだけでOKです。
派遣会社を選ぶときは働く期間や時給など、あなたの目的や状況に合わせましょう。明確な特徴がある派遣会社は以下の3社です。
#ヒューマニック:選べる仕事の数は多いのですが、時給は他の派遣会社よりも低いです。また、1~2週間以内の超短期の仕事が多いです。
#グッドマンサービス:時給が業界最高レベルに高く、短期も長期も仕事があります。ですので、効率よく稼げます。
web応募・申し込みはスマホで1~2分あればできますよ。また、時給や職種、「出会いが多い」などの仕事情報はスタッフ登録をしなくても見ることができます。
興味がある人はまずは各派遣会社の公式HPを見てみましょう。派遣会社の登録はもちろん無料ですし、キャンセル料なども一切かかりません。
まとめ
- ユニセフに寄付をする方法は黒柳徹子さんに送金するだけ
- リゾートバイトならフリーターでも寄付できるぐらい貯金ができる
- 寄付は偽善などではなく、100%自分のため(僕の場合)
- かなり小さな町でも郵便局はある
- 寄付をすると少しは運が良くなる(気がする)
以上、「派遣アルバイトのフリーターだけど給料の1%をユニセフに寄付していた時期があった」ことについて書きました。




Atsushi